GPT-6とGPT-5.6、7つのモデルはどう選ぶ?初心者向けの使い分け

「Astra、Sol、Luna、Terra……名前が多くて、どれを選べばいいかわからない」

私もモデル一覧を初めて見るなら、名前を全部覚えるより、任せる仕事の大きさで選ぶ。

先に結論。普段の仕事はGPT-6 Solから。短くて手順が決まった作業はGPT-6 Luna。調査、判断、作成、確認をまとめて任せる難しい仕事はGPT-6 Astra。この3つを基準にすると迷いにくい。OpenAIのモデル選択ガイド

2026年9月24日時点の公式情報を基に作成。利用できるモデルはプラン、アプリ、職場の設定によって変わる。

目次

まず「モデル」って何?

モデルはAIの頭脳に当たる部分。CodexやChatGPT Workは、その頭脳を使って作業する場所。

文章の作成や要約は複数のモデルでできる。違いは「難しい判断をどこまで任せるか」「どれくらい速く、効率よく処理したいか」。モデル名だけで検索やファイル操作が必ず使えるわけではなく、利用するアプリと権限も関係する。OpenAIのモデル一覧

GPT-6の3モデル

◯ GPT-6 Astra:難しい仕事を一通り任せたいとき

最も高い能力を重視するモデル。複数の資料を調べ、条件を整理し、文章やコードを作り、途中の変更も踏まえて仕上げる仕事に向く。たとえば、顧客調査から企画案、販売ページの下書き、確認項目までまとめる作業。短い言い換えだけなら能力を使い切れない。GPT-6 Astraの説明

◯ GPT-6 Sol:普段の仕事から複雑な作業まで

迷ったときの出発点。記事の構成、資料の比較、コード修正、いくつかの手順を含む業務に向く。Astraほど難しい判断を要しないが、単純な要約よりは考える仕事が多い場合に選びやすい。OpenAIは複雑なコーディングとAIエージェントの作業にもSolを勧めている。OpenAIのモデル選択ガイド

◯ GPT-6 Luna:範囲が明確で、件数が多い仕事

議事録から決定事項を抜き出す、問い合わせを分類する、決まった型に文章を整える。入力と完成形を具体的に指定できる作業に向く。短いコード修正にも使える。複数の曖昧な条件を自分で判断してもらう仕事は、まずSolと比べる。OpenAIのモデル選択ガイド

GPT-5.6の3モデル

◯ GPT-5.6 Sol:旧世代の高性能モデル

複雑な文章、コード、業務の下書きに使える。GPT-6 Solは公式に、GPT-5.6 Solより事実面の信頼性と伝え方が改善したモデルとして案内されている。新規の仕事なら、利用できる場合はGPT-6 Solを先に試す。Codexのモデル案内

◯ GPT-5.6 Terra:能力と利用コストのバランス型

資料整理や文章作成など、Lunaでは判断が足りず、Solほどの能力は求めない作業に向く。GPT-5.6の3モデルの中間。利用環境にGPT-6 Solがある場合は、同じ実務を一度ずつ試して、仕上がりと利用量で決める。GPT-5.6の公式ガイド

◯ GPT-5.6 Luna:旧世代の軽量モデル

分類、抽出、定型文の下書きなど、数をこなす仕事向け。新たに選ぶなら、同じ用途のGPT-6 Lunaを先に試す。GPT-6 LunaはOpenAIが「範囲の明確な大量作業」に勧めているモデル。OpenAIのモデル選択ガイド

GPT-5.5は?

ひとつ前の最上位モデル。OpenAI Docsには、次のように書かれている。

“On October 14, 2026, GPT-5.5 will retire from ChatGPT, ChatGPT Work, and Codex on all plans”

つまり、ChatGPT、ChatGPT Work、Codexでは2026年10月14日に提供終了予定。OpenAI APIは対象外と同じ案内に明記されている。今から新しく使い始めるなら、移行先として案内されているGPT-6 Solなどを選ぶ。OpenAI Docsの原文

7モデルのトークンコストは?

「入力」はAIに読ませる文章や資料。「出力」はAIが返す文章や、回答前に使う推論のトークン。表は100万トークンあたりの比較で、1回の質問に100万トークンを使うという意味ではない。

モデルCodex追加クレジット:入力/出力API:入力/出力
GPT-6 Astra250/1,250$10/$50
GPT-6 Sol50/250$2/$10
GPT-6 Luna2.5/12.5$0.10/$0.50
GPT-5.6 Sol100/500$4/$20
GPT-5.6 Terra50/300$2/$12
GPT-5.6 Luna5/30$0.20/$1.20
GPT-5.5125/750$5/$30

Codexのクレジット料金表とOpenAI APIの料金表を参照。2026年9月24日時点。API欄は標準処理、短いコンテキスト、キャッシュなしのテキスト料金。GPT-5.6 SolのAPI料金は少なくとも2026年11月21日までのプロモーション価格として案内されている。GPT-5.6 Solの料金説明

同じトークン数なら、GPT-6 Astraの単価はGPT-6 Solの5倍、GPT-6 Lunaの100倍。ただし、1回の仕事の総コストが必ず5倍・100倍になるわけではない。モデルごとに回答や推論に使うトークン数が変わり、検索などのツール利用にも別料金がかかる場合がある。

月額プランでCodexを使う場合、表の「追加クレジット」は毎回の直接請求額ではない。利用枠を超えて追加クレジットを使うときの比較目安。APIのドル料金も、Codexの月額料金とは別の仕組み。Codexの料金案内

迷ったら仕事を3つに分ける

◯ 決まった文章を短くする、情報を抜き出す、分類する → GPT-6 Luna

◯ 記事を書く、資料を比較する、コードを直す → GPT-6 Sol

◯ 複数の情報源とツールを使い、判断を重ねて最後まで仕上げる → GPT-6 Astra

GPT-5.6 Sol・Terra・Lunaは、すでに使っている作業を続ける場合や、GPT-6と結果を比較したい場合の選択肢。GPT-5.5は提供終了日を確認して移行する。

モデルを替える前に、依頼文へ「何を入力するか」「どんな完成形が必要か」「人が確認する点」を書く。モデルの違いより、仕事の範囲が曖昧なことが失敗の原因になる場面も多い。

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